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サイトリニューアルはいつ?このリストに当てはまれば今すぐやるべし!

2016/03/04 [Fri]

どんな状態ならホームページのリニューアルを考えたほうがよいのか

ホームページのリニューアルに踏み切るタイミングは、
判断が難しいものです。

上司に
「それだけのためにリニューアルごときで広告費を消費するのか?」
と言われるケースもありますし、

一方、実はそれこそが致命的原因で、
集客がうまくいっていなかったりもします。

今回は、「もしもこのケースに該当していたらリニューアルを検討したほうがいい」という例をいくつか挙げてみます。

これがダメならホームページをリニューアル!その1
そもそも検索で表示されているか?

「知られていないものは存在しないのと同じ」とは至言ですが、
ホームページが世に知られるためには、
検索結果に表示されなければいけません。

「以前は表示されたのに今では検索結果に表示されなくなった」
という場合、

グーグルのアルゴリズムの変更により、
ホームページを作った当時は無問題だった
施策がスパム認定(反則行為)されたか、
SEO施策が効果を失うように改訂されたと考えられます。

これはホームページのスマホ対応よりも深刻な危機です。
「○○.co.jp」という直接URLを叩く以外、
そのホームページを表示させる方法がなくなってしまったのですから。

ホームページを通じた宣伝活動を続けるのなら、一刻の猶予もありません。
とにかく急ぎリニューアルをしましょう。

これがダメならホームページをリニューアル!その2
スマホ対応ではない

親知らずのようなケースです。

このあいだ歯が痛むので歯医者に行ったら、「すべて虫歯を治したとしても、このレントゲンに写る親知らずがある限り爆弾を抱えているようなもんですよ」と言われました。
スマホ対応はそんなリニューアル懸案です。

PCとスマホでアクセスシェアが逆転しつつある今、さらに、
グーグルが「スマホ対応しているサイトは順位をアップさせる」という
アルゴリズムの変更をおこなった今、
スマホ対応リニューアルは今すぐおこなうべきです。

これがダメならホームページをリニューアル!その3
ディスプレイの中央にやたら縮こまって見える

PC用ホームページの横幅は、年々広がっています。

というより、液晶ディスプレイの巨大化と低価格化により、
これに合わせて広がっている、といったほうが正しいでしょうか。

ピクセル数でいいますと、
かつては横幅640ピクセルぐらいが標準だったものが、
いつしか1000ピクセルになり、
今では「どんなマシンでも同じ比率で見える」という、
レスポンシブデザインの導入により、
とんでもない横幅になりつつあります。
(それでも無尽蔵に拡げるのは誤りだ、という講釈はまたの機会で)。

かつての小さなディスプレイ向けに作られたホームページを、
今の巨大なディスプレイで見ますと、
「やけにこぢんまりしてるなあ」と感じるものでして、

これも以前のコラムで書きましたよう、
「情報の鮮度が疑われる事態」を招きかねません。

若者向けで、流行性が大切なホームページは、
ぜひともリニューアルを進めてください。

――が、しかし。血清とかより急ぐことはない。

WEB屋さんとしては「急げ急げ!」と言いたいところですが、
「あまり有名ではないが重要な部品を作っている上場の製造業」でも、
パンフレットサイトは古式ゆかしい800ピクセルだったりするので、

リニューアルの緊急性でいうと、
「ちょっと靴ズレするけどカカトに絆創膏を貼っとけば何とかなる」
ぐらいのことでしょうか。

なるべくお早めに、リニューアルをご相談ください。

これがダメならホームページをリニューアル!その4
余白はきちんと? 詰め込みすぎてないか

先述の、
【ディスプレイのサイズが大きくなるムーブメント】
と同時にやってきた、
【情報はそぎ落としてシンプルにしようムーブメント】。

ページ中にボタンとバナーがびっしり配置されていたホームページは
「整理されていない」と評価され、そんなお客様から相談を受けると
「うちのホームページはわかりにくいんです」が定番の第一声となりました。

以前のコラムでも書きましたが、
典型的なクーロン砦パターンです。

普段から見慣れているはずの担当者さんが、
「わかりにくい」と感じているとしたら、
はじめてそのホームページにアクセスしたお客様にとっては、
それはもうタマランことになっていると推察されます。
スマホ化の次ぐらいに重要なリニューアル懸案であると言えるでしょう。

このパターンで作り、増築を重ねられたホームページは、
同時にスマホ対応もされていないケースがほとんどなので、
これを機会に完全リニューアルしてしまうのがオススメです。

これがダメならホームページをリニューアル!その5
ソーシャル連携はされているか

フェイスブックやツイッター、LINEの企業アカウントがあり、
そのボタンがホームページについているか。
予算に余裕がなければ、まずこれはファーストステップです。

「これだけでは意味がない!」というのは
いろんな教本にありますが、まずはアカウントがあり、
いわゆる「いいねボタン」が設置されているのは大前提ですので、

「うちはフェイスブック広告に割く予算なんかないから」とスルーせず、
せめて下地ぐらいは作っておくことをオススメします。

所さんが宝くじのCMで
「買わなきゃ当たらない」と言っていましたが、
アカウントを作らなければ発信主と接触できませんし、
しかも作るだけならタダときています。

クライアントさんのサービスや製品がブレイクしたときになってから、
泥縄的にリニューアル対応するより、
あらかじめ準備しておいたほうがよいでしょうね。

ツイッターは便利だよ

ツイッターは、
自社サービスが誉められたとき「ありがとう」と伝えることができるし、
何か問題がつぶやかれたときは「ごめんなさい」と伝えられます。

いわゆる「中の人」というやつですが、
経営者としてはできない弱音発言も、
マスコットキャラクターに代弁させることで、
愛されるキャラクターをひとつ作り出すことだってできます。

FBやインスタも便利だよ

フェイスブックは、
居酒屋さんのマスターが本人半分・企業アカウント半分で発信するなど
「人物本位主義」に向き、

インスタグラムは、アパレルや美容室など
「イメージ本位主義」に向くといった具合でしょうか。

オカネは掛かりますが、
ソーシャル広告ならば「○○県、○○歳、女性、○○大学卒」のような、
ピンポイント宣伝を打つことだってできるので、
広告メディアとしては極めて優秀です。

SNSの向かない分野もあります

ただし、前提としまして、これらソーシャルメディアそのものが、
「薄利多売の量産品を売る」ことには向かないと言えます。

ソーシャルメディア自体が「話題を楽しむメディア」ですので、
話題に上らせにくい商品やサービスはやっても効果は薄い、ということですね。

これらホームページを通じてソーシャル展開を積極的に検討している方は、
ぜひ押さえておきましょう。

これがダメならホームページをリニューアル!その6
動画やアニメーションなど、それなりの演出と工夫はあるか

最後に、ホームページ全般のデザインについて。

これは2015~2016年にかけてのざっくりとした見分け方で、「O型は凝り性だが飽きやすい」にも近い、「疑似科学だけどそれを信じているとその通り行動してしまうので一縷の真実を含んでいる」的な見分け方なのですが、はっきり言って次の4点を満たしていると途端に「今っぽく」なります。

根拠は「かっこいいデザインのホームページをまとめたようなサイトで紹介されるものに、そういうサイトが多いから」

学校の先生の
「○○が死んだらお前も死ぬんか!」にも近い強引な論法です。

  • ワンカラムである
  • フラットデザインが採り入れられている
  • 上からスクロールさせていくと、接近時にアニメーションが起こる
  • 背景に動画が使われている

私の場合、
同業のそういうホームページと並べられた時に埋没してしまわないよう、
敢えて「はずしコーデ」を施してリニューアルすることがあるので、
一概にこれらを取り揃えたサイトが最新トレンドとは限らないのですが、
一抹の真実を含んでいるとは思います。

ホームページのリニューアルをお考えの際は、ぜひご検討の一助に。

よろしければ、こちらの記事もぜひ。
【古くさく見えるページ】
【フラットデザインもギミックも使いよう】

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代表・デザイナー
小川 知久
Tomohisa Ogawa
中目黒の広告代理店でウェブディレクターを勤める現役のウェブデザイナー。5年にわたりアパレル系通販サイトの部門長を勤め、ビジネスの視点からデザインに携わった後、ウェブを通じた人材採用について、デザインとライティングの両面からトータルコンサルティング。上流から下流まで貫通して携わります。
無期休業中につき、現在お仕事は承っておりません。
  • ディレクション
  • コンサルティング
  • ウェブデザイン
  • コーディング
  • 企画
  • ライティング
  • イラスト
  • 運営・分析
  • 遊び心

デザイン事務所ヒサクリエ

無期休業中につき、現在お仕事は承っておりません。

アパレル系通販サイトの運営を勤めた後、広告代理店でウェブディレクションに携わる。ウェブや紙媒体を軸にした企画運営から、デザイン、コーディングに到るまでを一手に担う。

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